楽天カードには一般カードの上級カードとして「楽天ゴールドカード」があり、グレード的には一般カードと楽天プレミアムカードの中間に位置します。

当然、クレジットカード、ポイントカード、楽天Edyの3つの機能が搭載されています。なお、国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBから任意のものを選択できます。

●年会費
年会費は本人会員が2,000円(税抜)になっており、ゴールドカードとしては低い金額になっています。家族会員は500円(税抜)で5枚まで発行できます。ETCカードの年会費は無料です。

●ポイントの付与
利用金額100円(税込)ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント付与されます。1ポイントは1円として使えるため、ポイント還元率は1%です。

なお、楽天市場や楽天ブックスで買い物をすると、ポイントが3倍~13.5倍になるサービスが提供されています。また、誕生月は楽天市場のポイントが1%アップします。

ちなみに、楽天スーパーポイントは2ポイントをANAマイル1マイルに交換でき、移行手数料が無料になっています。
 

●ゴールドカード独自のサービス
楽天ゴールドカードでは以下のサービスを受けられます。
1)空港ラウンジの無料利用(年2回)
国内主要32空港・イノウエ(ハワイ)・仁川(韓国)の空港ラウンジを年2回、無料で利用できます。出発時間までラウンジでゆっくりくつろげます。

2)紙の利用明細書が無料発行
WEB明細ではなく、紙の利用明細書が欲しい場合に無料で発行してもらえます。

3)利用限度額が200万円
利用限度額が200万円のため、利用金額の面で制約を受けることがほぼありません。

4)電話による問い合わせ窓口が楽天プレミアムカードデスク
ゴールドカード保有者による問い合わせは、プレミアムカードと共通の「楽天プレミアムカードデスク」がサポートします。電話がつながりやすく、スピーディな対応をしてもらえます。

●楽天ゴールドカードと楽天一般カードの違い
一般カードと比較した場合のゴールドカードのメリットには以下が挙げられます。
・国内主要空港、ホノルル、仁川のラウンジが年2回無料:一般カードは無し。
・利用限度額が200万円にアップ:一般カードは100万円。
・楽天プレミアムカードデスクによるサポート:一般カードはコンタクトセンター。
・ETCカードの年会費が無料:一般カードは500円(税抜)。
・紙の利用明細書の発行が無料:一般カードは月額76円(税抜)。

ただし、一般カードは本人会員・家族会員とも年会費が無料ですが、ゴールドカードは有料です。
 

●楽天ゴールドカードと楽天一般カードの共通スペック
楽天ゴールドカードと楽天一般カードは以下のサービスが共通になっています。
・楽天Edyへのチャージで0.5%の還元
・Apple Pay、Google Payに対応
・利用代金の支払いにおいて2回払いまで手数料が無料
・カード利用お知らせメール、ネット不正あんしん制度、カード盗難保険の利用
・楽天銀行の普通預金の金利がUP
・ポイントを使った楽天証券での投資信託の購入

ゴールドカードと一般カードにおいては、ポイント面や機能面での違いはほとんどありません。

両カードの選択は、年会費2,000円(ETCカードを引くと1,500円)と、サービス内容の比較によります。

ただし、年会費が2,000円と低額なため、高質なサービスは提供されていません。

空港ラウンジの使用や、ゴールドカードのステータス性を求める人はゴールドカードが適しています。
 

今回は「楽天ゴールドカードのスペックと一般カードとの比較」について記事にしました。